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アルコール依存症で訪問看護は利用できる?利用方法やケア内容を解説

2025.01.07

アルコール依存症は飲酒がコントロールできなくなるだけでなく、仕事や家庭生活などへも支障をきたします。
本人の意志だけでは改善が難しく、専門的な治療と家族のサポートが欠かせません。
通院以外でも、訪問看護を利用することで自宅でもアルコール依存症の患者さまや家族への医療サポートが可能です。

この記事では、アルコール依存症で訪問看護を利用できる理由や訪問看護のケア内容について解説しています。
訪問看護の利用を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。



参照:公益社団法人 日本精神神経学会/松下幸生先生に「アルコール依存症」を訊く


アルコール依存症でも訪問看護を利用できる?

精神科訪問看護は、精神疾患を抱えながら生活している方の自宅へ訪問し、主治医の指示に従って看護を提供します。
対象疾患にはうつ病や統合失調症などがあり、アルコール依存症も訪問看護の対象です。

アルコール依存症の治療は長期化するケースもあるため、住み慣れた自宅で医療相談が可能な訪問看護は精神的な支えとなるでしょう。
訪問看護を利用したい方は、主治医や看護師、ソーシャルワーカー、精神保健福祉士、市町村の担当窓口に相談してみてください。


アルコール依存症の方に対する訪問看護のケア内容

訪問看護師は、患者さまやご家族との信頼関係を築き、精神状態の確認、悩みの傾聴、復職のサポートなど幅広いケアを提供します。

その中でも、アルコール依存症の方に提供する機会が多いケアを3つ紹介します。


病気に対しての知識や理解のサポート

アルコール依存症は病識が乏しい、病気を認めたがらない(否認)といった傾向が強い病気といわれています。
適切に治療を開始するには、患者さま本人が病気について理解し、前向きに治療に取り組めるようサポートが必要です。

訪問看護師は、患者さまと信頼関係を築く関わりの中で苦しみやつらさを共有し、病識が得られるようにサポートします。


断酒のための環境調整

アルコール依存症の方が日常生活の中で断酒するのは、簡単ではありません。
入院中はアルコールがないため断酒できていても、退院するとスーパーやコンビニなどどこでもアルコールが手に入る環境のため、再飲酒してしまう方もいます。
そのため、退院後に断酒を続けるための環境を整える必要があるのです。

家にアルコールを置かない、お酒の話をしないなど、ご家族も一緒に断酒が継続できる環境を作りましょう。


家族へのケアと支援

アルコール依存症の治療には、家族や周囲の人の協力が不可欠です。
機嫌が悪くなるからお酒を飲ませる、飲酒が原因で起きた問題を家族が尻拭いするなど、本人を助けたいあまり家族が無意識に飲酒を助長する行動をとってしまうケースもあります。

患者さまの再飲酒を防ぎ、アルコール依存症の治療を適切に進めるためには、家族への正しい知識と対応を説明するのも訪問看護師の仕事です。

また、アルコール依存症の人を抱える家族は、周りに相談できずに孤立しがちです。
治療が長期化すると、疲弊してしまう家族も少なくありません。
そのため、家族へのメンタルサポートも訪問看護師の重要な役割の1つといえるでしょう。


アルコール依存症の治療には訪問看護を活用しよう

アルコール依存症における訪問看護のケアは、信頼関係を築いて症状の確認や日常生活の援助をするだけではありません。
病気の病識を得るためのサポート、断酒のための環境調整、家族のサポートなど多岐にわたります。
住み慣れた自宅で専門家の精神的サポートを受けられるため、安心して生活できるでしょう。

「お酒を飲んでしまったらどうしよう」「治療を家で受けたい」とお考えの方は、ぜひ『精神科訪問看護ステーションリスタ』にご相談ください。

無料相談も実施中です。お気軽にお問い合わせください。

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