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統合失調症で見られる迷惑行為とは?理由と対処法も解説

2025.04.22

統合失調症になると、暴力や器物破損などの「迷惑行為」に走る場合があります。
周囲の方や近隣住民に迷惑をかけているのではないかと悩んでいる方もいるでしょう。

この記事では、統合失調症で見られる迷惑行為の例と原因を解説します。
対処法も紹介しますので、お悩みの方はぜひご覧ください。


統合失調症で見られる迷惑行為

統合失調症で見られる迷惑行為について、具体的な例は以下のものです。

・暴力を振るう
・暴言を吐く
・他人を責める
・物を壊す
・大声や奇声をあげる

突然暴力を振るう、物を壊す、他人を責めるなど、周囲を巻き込む行動が「迷惑行為」として捉えられます。
理由もわからず突然暴れ出すため、事情を知らない人は「怖い」「うるさい」など、迷惑だと感じることもあります。

また、場所や時間を選ばず叫び声や奇声を上げる方も珍しくありません。
集合住宅に住んでいる場合や、夜遅い時間に症状が出現した場合、苦情が来るケースもあるでしょう。


統合失調症の方が迷惑行為に及ぶ理由

統合失調症の方が迷惑行為に及ぶのは「妄想」や「幻覚」などの症状が原因です。

・妄想:「誰かが自分を殴ろうとしている」など、現実的でないことを事実だと思い込む
・幻覚:実際にはない物が見えたり、耳元で悪口を囁かれたりする

これらは統合失調症の特徴的な症状であり、社会生活に適応できない原因でもあります。
本人も苦しんでいる点や、悪意がない点などは理解しておきましょう。



参照:厚生労働省/統合失調症|こころの病気について知る


統合失調症の迷惑行為への対処法

統合失調症の症状が出現すると、本人や周囲の人に被害が及ぶ場合があります。
この章では、統合失調症の方が迷惑行為に及んだ時の対処法を解説します。


やさしく注意する

統合失調症の方が暴れている場合、やさしい言葉で注意するのが大切です。
迷惑行為に及んでいる方は、強い不安やストレスを感じています。

「大声を出さなくても大丈夫だよ」「悪いことは起きないからね」といったように、本人が安心できるような言葉をかけましょう。



参照:厚生労働省/家族や友人が統合失調症になったとき


安全を確保できるまで距離を置く

自分や周囲の人に危害が及ぶ可能性もあるため、距離を取って落ち着くのを待ちましょう。

症状が落ち着くまで別の部屋で待機する、一定の距離を置いて様子を伺うなどの方法で、安全を確保してください。


医師や専門家へ相談する

本人や家族だけで対処できない場合、医師や看護師へ助けを求めることも大切です。
受診している病院や利用している医療機関、施設などに連絡し、支援やアドバイスを受けましょう。

なお、訪問看護を利用していると、迷惑行為にすぐ対応してもらえます。
電話でアドバイスをもらえたり、必要に応じて緊急対応を取ってもらえたりするため、安心できる要因の1つとなるでしょう。
また、症状や服薬の管理や日常生活へのサポート、家族の関わり方へのアドバイスなども受けられます。


統合失調症をコントロールして迷惑行為を予防しよう

統合失調症の方は、幻覚や妄想などの症状が原因となり、家族や他人への迷惑行為に及ぶ可能性があります。
本人も苦しんでいるため強制はできませんが、周囲の人や近隣の方に迷惑をかけてしまうこともあるため、注意が必要です。
不安な場合は医師や専門家に相談し、支援を受けましょう。

『訪問看護ステーションリスタ』では、統合失調症にお悩みの方へのサポートを提供しております。
看護師による個別のケアやサポートに興味のある方は『こちら』からお問い合わせください。

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