統合失調症は何科の病院でみてもらう?受診のサインとなる症状も紹介
2025.04.25統合失調症が疑われる場合、病院の何科を受診すべきか悩む方もいるでしょう。
統合失調症の適切な診断、検査、治療を受けるには、専門の診療科に相談する必要があります。
この記事では、統合失調症を疑う場合に何科を受診すべきかを解説します。
受診のサインとなる症状や、通院を拒む場合の対処法も紹介しますので、ぜひご覧ください。
統合失調症は何科でみてもらえばいい?
統合失調症は、精神科や心療内科でみてもらえます。
精神科や心療内科では、専門医による検査や治療を受けられ、統合失調症の改善を目指すことが可能です。
統合失調症の症状には個人差があります。
専門医から個別に症状の管理、生活へのアドバイス、薬の処方などを受けることで、日常生活を過ごしやすくなるでしょう。
統合失調症は精神科と心療内科のどちらを受診するべき?
統合失調症の場合、精神科と心療内科、どちらを受診しても構いません。
精神科は「こころの病気を専門に診る医療機関」であり、統合失調症の専門的な検査や治療を受けられます。
一方、心療内科は「こころの不調によって生じた体調不良をみてもらう」場所です。
いずれの診療科も、精神科医による検査や診断、治療を受けられます。
どうしても悩む場合には、精神科と心療内科、どちらも記載している病院を受診するとよいでしょう。
統合失調症で受診したほうがいいときのサイン
統合失調症らしき症状が見られるものの、受診すべきか判断しかねている方もいるでしょう。
この章では、統合失調症で受診した方がいいときのサインとなる症状を解説します。
幻覚や妄想
統合失調症になると、幻覚や妄想などの症状が出現します。
幻覚:実際には存在しないものが見えたり、音が聞こえたりする
妄想:ありもしないことを現実と思い込む
「お化けが見える」「誰かがずっと悪口を言っている」「自分は命を狙われている」など、突拍子のない言動が見られる場合、幻覚や妄想が出現しているかもしれません。
支離滅裂な思考や発言
思考や発言が支離滅裂になる場合もあります。
統合失調症になると考えをまとめられなくなり、本人も何を言いたいのかわからなくなるためです。
会話が噛み合わない、話の流れに関係ない発言が聞かれるなど様子がある場合、統合失調症が出現しているサインかもしれません。
感情や意欲の消失
統合失調症になると、感情の起伏が小さくなったり、物事に対する意欲がなくなったりする場合があります。
趣味や楽しみにも興味を示さない、身体が汚れていても気にしない、集中力がないなどの様子が見られる場合は受診を検討しましょう。
統合失調症の人が病院に行きたがらないときの対処法
統合失調症の方が病院に行きたがらない場合、自宅でケアを受けられる「訪問看護」を利用するのも手段の1つです。
看護師が自宅へ訪問するため、外出できない方でも安心して治療を受けられます。
診断さえついていれば利用できるため、引き籠りがちな方や、通院に消極的な方の場合は、訪問看護も検討してみましょう。
統合失調症は精神科や心療内科へ相談しよう
統合失調症で何かを受診すべきか悩んだ場合、精神科や心療内科を受診しましょう。
受診を悩んでいる場合は、この記事で紹介したサインを参考にしてみてください。
受診を渋る場合には、訪問看護の利用も検討してみてください。
『訪問看護ステーションリスタ』では、統合失調症の方へのサポートを提供しています。
興味のある方は『こちら』からお問い合わせください。