うつ病の初期症状|心と身体に現れるサインを解説
2025.05.15うつ病になると、心と身体にさまざまな症状が出現します。
うつ病は初期の段階から治療を始めるのが重要であり、初期に現れるサインを見逃さないようにするのがポイントです。
この記事では、うつ病の初期症状と、初期にみられるサインを詳しく解説します。
うつ病の初期症状
うつ病の初期には以下のような症状が現れる場合があります。
・気分が落ち込む
・強い焦りを感じる
・怒りっぽくなる
・強い罪悪感がある
・集中力がなくなる
・食欲が増える/減る
・何事にも興味や意欲が湧かない
・よく眠れない/眠りすぎてしまう
・頭痛や吐き気などの体調不良が生じる
・自殺を考えるようになる
うつ病ではさまざまな症状が出現しますが、初期は特に体へ症状が出現する場合が多いです。
風邪や日頃の疲れ、ほかの病気などと見分けがつきにくく、見逃してしまうケースもあります。
上記のような体調不良が続いている場合は、早めに精神科医へ相談しましょう。
参照:厚生労働省「うつ病|こころの病気を知る」
参照:厚生労働省「2.うつ病を知る」
うつ病の初期症状のサイン
うつ病にいち早く気づくには、初期症状の「サイン」を理解するのが重要です。
この章では、うつ病の初期に見られるサインを解説します。
心の不調のサイン
うつ病では、以下のような「心の不調」が現れます。
・気分が落ち込む
・悲しい気分になる
・心配事ばかり考える
・何をしても楽しくない
・自分には価値がないと感じる
・何もかも自分が悪いと考える
心の不調は本人も気づきにくいため、発見が遅れる可能性があります。
気分の落ち込みや心配事が原因もなく続く場合は、うつ病の前兆の可能性もあるため、精神科医へ相談しましょう。
身体の不調のサイン
うつ病になると、心だけでなく身体にも不調が現れます。
・寝つきが悪い
・すぐに疲れる
・常に体がだるい
・食欲が湧かない
・極端に早く目覚める
・朝方に体調が悪くなる
・仕事や勉強に集中できない
体調に現れる症状は、疲れや風邪に似ているため、うつ病だと気が付きにくい場合があります。
原因もなく体調不良が続いている場合は、うつ病も疑いましょう。
周囲の人から見てわかるサイン
うつ病になると、以下のような「周囲から見てわかるサイン」も現れる場合があります。
・表情が暗い
・飲酒が増える
・欠席が増える
・外出しなくなる
・遅刻や早退が増える
・趣味やスポーツをやめる
・体調不良の訴えが多くなる
・人との交流を避けるようになる
うつ病になると、他人と関わるのが億劫になったり、何事にも消極的になったりします。
以前とは違う様子が見られたら、精神科への受診を勧めましょう。
うつ病の初期症状が見られた場合の対処法
うつ病の初期症状が見られた場合、早めに精神科へ相談しましょう。
初期は症状も軽度であり、薬を使用せずに治療を進めることも可能です。
また、精神科へ相談するか迷う場合は、地域の保健所や精神保健福祉センターなどの「こころの相談窓口」へ相談してみましょう。
電話相談も可能なので、少しでもうつ病の可能性がある場合は相談してみてください。
うつ病は初期症状に気づいたら早めに精神科へ相談しよう
うつ病の初期症状には、心や身体にさまざまな「サイン」が出現します。
重症化を防ぎ、治療の予後を良好にするには、初期の段階から治療を開始するのが重要です。
受診のタイミングを逃さないよう、初期症状やサインを理解しておきましょう。
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