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精神科に行きたいけど親に言えない…学生が一人で悩まないためにできること

2026.08.13

精神科に行きたいけど親に言えない…学生が一人で悩まないためにできること

朝、体が重くて起き上がれない。教室にいるだけで息が詰まる。夜になると理由もなく涙が出てくる。

病院に行ったほうがいいのかもしれないと、心のどこかでは気づいている。それでも親の顔を思い浮かべると、その一言がどうしても出てきません。

打ち明けられないのは、あなたが弱いからでも、わがままだからでもありません。大切な人を守りたい気持ちと、自分を守りたい気持ちが同時に働いている、こころのサインです。

この記事では、なぜ親に言いにくいのか、そして今日から頼れる場所はどこにあるのかを、あなたと一緒に探していきます。

1. 親に言えないと感じているのは、あなただけではありません

こころの不調は、中学生や高校生、大学生の年代でも決して珍しいものではありません。眠れない、food気力が出ない、人が怖い。そうした変化は、成長の途中にある誰にでも起こりえます。

そして同じくらい多いのが、その不調を親に打ち明けられないまま抱えている人の存在です。あなたと同じように、家では平気なふりをして、部屋のドアを閉めてから息をついている学生さんがたくさんいます。

言えないまま、時間だけが過ぎていく

今日こそ話そうと思っても、リビングに座る親の背中を見ると口が閉じてしまう。そんな夜を何度も重ねてきたかもしれません。

言い出せずに過ぎた時間は、あなたが誰かを思いやってきた時間でもあります。

2. なぜ親に言いにくいのか

言えない理由は、人それぞれのようでいて、実はよく似た形をしています。

心配をかけたくない、迷惑をかけたくない

仕事で疲れている親、きょうだいの世話で手一杯の親。その姿を見ていると、自分のことで負担を増やしたくないと思ってしまいます。受診にはお金も時間もかかると知っているからこそ、余計に言えなくなる方もいます。

偏見や、甘えだと思われることへの不安

精神科という言葉に、親がどんな反応をするか読めない。気のせいだと言われたら、根性が足りないだけだと返されたら。そう想像するだけで、こころが先に折れてしまいます。

これは、あなたが臆病なのではありません。傷つく可能性を先に察知して、自分を守ろうとしている自然な働きです。あなたのつらさは、誰かに認めてもらう前から、もう確かにそこにあります。

誰にも言えないまま、毎日をなんとかやり過ごしてきたのですね。
ここまで持ちこたえてきた自分を、どうか責めないであげてください。

3. 親に言わずに相談できる場所はあります

親に伝えるのが最初の一歩である必要はありません。まず、あなたのつらさを聞いてくれる大人を、家の外に見つけてみましょう。

学校の中にある窓口

🌿 学校の中で頼れる場所

  • 保健室。体調が悪いと言って横になるだけでも大丈夫です
  • スクールカウンセラー。多くの中学や高校に、決まった曜日に来ています
  • 大学の学生相談室。在学中なら無料で使えるところがほとんどです
  • 話しやすい先生や、部活の顧問の先生

うまく説明できなくてもかまいません。最近しんどいです、その一言から始めた人が、たくさんいます。

学校の外にある窓口

学校の人には知られたくないという方には、自治体が用意している若者向けの相談窓口があります。無料で使える電話相談やSNS相談も広がっていて、名前を言わずに話せるところも少なくありません。夜中でもつながる子ども向けのフリーダイヤルもあります。

相談することは、大ごとにすることではなく、あなたの毎日を少し軽くするための手続きです。

4. それでも、いつか親に伝えられるといい理由

相談先が見つかったあとも、どこかの段階で保護者の方に伝える場面がやってきます。それは、あなたを追い詰めるためではなく、治療を続けやすくするためです。

未成年の場合、精神科や心療内科の受診に保護者の同意を求められることが多くあります。医療費の支払いや、通院を続けるための送り迎え、体調が悪い日の欠席の連絡。こうした場面で、家の中に事情を知っている人がいるかどうかで、負担は大きく変わります。

🌈 一人で伝えなくても大丈夫です

先に相談したカウンセラーや養護教諭の先生に、保護者の方への伝え方を一緒に考えてもらえます。面談に同席してもらったり、代わりに説明してもらったりできる場合もあります。

伝え方に迷ったときのヒント

面と向かって話すのがつらければ、手紙やメッセージアプリでも十分です。文字なら、途中で言葉に詰まっても最後まで届けられます。

こころの話が切り出しにくいときは、眠れない、頭が痛い、食べられないといった体の不調から伝えてみるのも一つの方法です。完璧に説明できなくても、助けてほしいという一言だけで、ちゃんと伝わります。

5. まとめ

親に言えないという気持ちは、あなたが誰かを大切に思ってきた証でもあります。その優しさを手放さないまま、あなた自身を守る方法は必ずあります。

今日できるのは、親に打ち明けることではなく、話せる大人を一人だけ見つけることかもしれません。それだけで十分に大きな一歩です。あなたのつらさは、誰かに話してよいものです。

訪問看護ステーションリスタでは、精神科に特化した看護師が在籍し、一人ひとりの状況に合わせたケアや支援を行っています。少しでも気がかりなことや不安があれば、いつでもお声がけください。

📚 参考資料

  • こころもメンテしよう 若者を支えるメンタルヘルスサイト(厚生労働省)詳細はこちら
  • まもろうよ こころ 相談窓口一覧(厚生労働省)詳細はこちら
  • 24時間子供SOSダイヤルについて(文部科学省)詳細はこちら
  • こころの健康相談統一ダイヤル(厚生労働省)詳細はこちら

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