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愛着障害とADHDは併発する?それぞれの特徴や見分け方を解説

2025.05.19

「愛着障害」と「ADHD」は、いずれも人間関係や社会性に支障が出る場合があり、併発するケースもあります。

特徴も共通する部分があるため、どちらが原因で生活に支障が出ているかわからなくなる場合もあるでしょう。

この記事では、愛着障害とADHDの併存と、それぞれの特徴について解説します。

愛着障害とADHDは併発する場合がある

愛着障害とADHDは似た特徴が見られる障害であり、併発する場合もあります。
落ち着きのなさや他人と関わるのが苦手な点などの共通点があるため、併発に気づかないケースもあります。

愛着障害とADHD、それぞれの特徴を理解すると、自分の悩みが愛着障害によるものかADHDの特性によるものかを把握しやすいでしょう。

愛着障害とADHDの特徴

この章では愛着障害とADHDについて、それぞれの特徴や原因を解説します。

愛着障害は後天性の障害

愛着障害は、幼少期の人間関係がきっかけで起こる後天性の障害です。
親や養育者との間に「愛着(安心感や信頼)」を得られずに成長し、大人になっても人間関係に苦労する場合があります。

愛着障害の方には、以下のような特徴が見られます。

・常に物を触る
・精神面が不安定
・落ち着きがない
・自己肯定感が低い
・人と接するのが苦手
・突然走りだしたり飛び上がったりする

参照:日本総研/愛着(アタッチメント)
(厚生労働省の内示を受けて作成された資料です)

ADHDは先天性の発達障害

ADHDは、注意欠陥多動症という先天性の発達障害の1つです。
ADHDの方には、以下のような特徴が見られます。

・常に落ち着きがない
・集中力が続かない
・相手の反応を待たずに喋りすぎてしまう
・思いついたらすぐ行動する

集中力の不足や多動性から、勉強や仕事に支障が出る場合もあります。
人の話を遮って話してしまったり、突発的に行動して周囲の人とトラブルになったりするため、人間関係の構築に苦労する方もいます。

参照:厚生労働省/発達障害の理解

愛着障害とADHDの見分け方

愛着障害をとADHDは、似ている部分と違いを理解できれば見分けられます。
愛着障害とADHDを見分けるポイントとなるのは、以下の点です。ただし正式な鑑別は医師によって行われるため、悩みを抱えたら自己判断せず、まずは病院へ相談しましょう。

ポイント 愛着障害 ADHD
幼少期の家庭環境 親同士が不仲だったり、離婚していたりする。 幼少期の家庭環境には左右されにくい。
ルールを守る意思の有無 そもそもルールを守ろうという意思がない。 ルールを守る意思はあるが、実行できない。
意図的に無視した場合の反応 態度を改めず、むしろ問題行動が悪化する。 問題と考えられる態度を改める。
両親の話をするときの様子 両親の話を避けようとする。 両親の話で態度は変わらない。
対人関係の違い 集団と関わるときに不安定になりやすい。 関わる人数に関係なく、人間関係の構築が苦手。

愛着障害やADHDの相談先

愛着障害とADHDの見分けがつかない場合や、関わり方に悩んだ場合は、早めに精神科や心療内科へ相談しましょう。専門医による検査や診断を受けると、適切な治療や関わり方のアドバイスが受けられます。

また、訪問看護を利用するのも手段の1つです。
自分の身の回りの生活に対する支援や、他者との関わり方のアドバイスを個別に受けられるため、より細かなサポートが必要な方は訪問看護の利用を検討しましょう。

愛着障害とADHDの違いを理解して適切に対処しよう

愛着障害とADHDには共通している部分があり、見分けるのが難しい場合があります。
それぞれの特徴や特性を理解し、適切な関わり方をするのが大切です。

『訪問看護ステーションリスタ』では、愛着障害やADHDを持つ方の生活をサポートします。
人間関係に困っている方や、生きづらさを感じている方は、ぜひ『こちら』へお問い合わせください。

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