精神科訪問看護でできない支援内容と判断基準|制度・範囲を解説
2025.01.06
訪問看護では、医師の指示のもとでさまざまな支援を受けることができます。
一方で、制度や保険のルール上、対応できない支援内容もあります。
この記事では、
「訪問看護でできること・できないこと」のうち、
特に誤解されやすい【できないこと】について、
制度や判断基準を踏まえて詳しく解説します。
※精神科訪問看護の支援内容や対象者など、全体像については
▶ 精神科訪問看護って何をしてくれるの?の記事で解説しています。
精神科訪問看護で対応できないこととは?
精神科訪問看護は、
精神疾患や精神的な不調を抱える方が、
地域で安心して生活を続けるための医療サービスです。
医師の指示に基づき、
症状の観察や服薬管理、生活リズムの調整などを行いますが、
すべての支援に対応できるわけではありません。
対応できる範囲の考え方
訪問看護で対応できるのは、
・医療的・看護的な支援
・療養生活を支えるための助言・サポート
に限られます。
※訪問看護で対応できる支援内容や対象者の詳細については、
▶ 精神科訪問看護って何をしてくれるの?で解説しています。
訪問看護で対応できない具体例
以下は、精神科訪問看護では原則として対応できない支援内容です。
・掃除・洗濯・料理などの家事代行
(部屋全体の掃除や日常家事を含む)
これらは医療行為ではなく、
介護保険でいう「生活援助(掃除・洗濯・調理など)」にあたるため、訪問看護では対応できません。
訪問介護など別のサービスの対象となります。
・ペットの世話
・ペットの散歩
・餌やり
・トイレの掃除
ペットの世話は、訪問看護の目的とは異なるため対応できません。
医師の指示に基づかない医療行為
・注射・処置の追加
・薬の変更判断
訪問看護は、必ず医師の指示書に基づいて行われる医療行為です。
指示のない医療行為は実施できません。
その他、誤解されやすい支援内容
・買い物への付き添いのみを目的とした外出
・長時間の見守り・付き添い
・家族の代わりとしての常時対応
これらは、医師の指示や看護の目的(例:生活リズムの調整、対人不安への支援)がはっきりしている場合に限り、
「リハビリや生活支援の一環」として対応できるケースもあります。
対応できない理由
訪問看護は、
「療養上の世話」「診療の補助」を行うことが目的です。
家事代行や生活支援そのものを目的としたサービスではありません。
他職種との役割分担
・訪問介護
・相談支援事業所
・福祉サービス
など、役割の異なる支援があります。
訪問看護は医療の専門職としての役割に限定されています。
「これってできる?できない?」よくある判断基準
「できない」と思われがちなケース
・看護師と一緒に買い物に行く
・生活リズムを整えるための外出支援
これらは、医師の指示や看護の目的(例:生活リズムの調整、対人不安への支援)がはっきりしている場合に限り、
「リハビリや生活支援の一環」として対応できるケースもあります。
判断のポイント
・医師の指示があるか
・看護目的(症状改善・生活安定)に合っているか
・一時的・補助的な支援か
最終的な判断は、主治医や訪問看護ステーションとの相談が必要です。
対応できない場合の選択肢
訪問看護で対応できない支援が必要な場合でも、
他の方法でサポートを受けられることがあります。
訪問介護との使い分け
・訪問介護
↓
掃除・洗濯・調理など、日常生活の家事を手伝ってほしい場合
・地域の福祉サービス・地域包括支援センター
↓
どの制度・サービスを組み合わせたらいいか相談したい場合
・有償サービス(家事代行など)
↓
保険外でもいいので、もう少し踏み込んだ家事支援が必要な場合
訪問看護と組み合わせて利用することで、
より安心した在宅生活が可能になる場合もあります。
※費用負担を抑えたい方は、
▶ 自立支援医療制度について詳しくはこちら
まとめ|迷ったらまず相談を
精神科訪問看護には、
対応できること・できないことの明確な線引きがあります。
ただし、
「これは無理だろう」と自己判断してしまう前に、
まずは訪問看護ステーションへ相談することが大切です。
支援の可否や、代替サービスについても、
状況に応じて提案してもらえます。
「これは訪問看護で相談してよいのかな?」と迷う場合も、まずはお気軽にお問い合わせください。
▶ 精神科訪問看護の無料相談はこちら