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統合失調症の平均寿命とは?短いとされる理由や対策法も解説

2025.04.08

統合失調症の方の寿命は、一般人口よりも平均寿命が短くなるといわれています。
統合失調症とうまく付き合っていくには、寿命が短くなる理由を理解するのが重要です。

この記事では、統合失調症の平均寿命と、寿命が短くなる理由を解説します。
寿命を保つための対策法も紹介しますので、最後までご覧ください。


統合失調症における男性・女性の平均寿命

海外の研究では、統合失調症の方の平均寿命は、男性59.9歳、女性67.6歳と報告されています。
この結果から、統合失調症の方の平均寿命は一般人口と比較して14.5歳短くなる点もわかりました。

男女差はあるものの、統合失調症になると大幅に寿命が短くなるのがわかっています。



参照:Carsten Hjorthøjほか/Years of potential life lost and life expectancy in schizophrenia: a systematic review and meta-analysis


統合失調症の方の寿命が短いのはなぜ?

統合失調症の方の寿命が短いのには理由があります。
この章では、統合失調症の患者さんの寿命が短くなる理由を見ていきましょう。


生活習慣病にかかりやすいため

統合失調症になると、生活習慣病にかかりやすくなり、心臓や血管の病気を引き起こすリスクが高まります。
かかりやすい生活習慣病は以下のようなものです。

・メタボリックシンドローム
・2型糖尿病
・高血圧

特に、食生活の偏りや運動不足などから「メタボリックシンドローム」になる場合が多いです。
過去の研究によると、統合失調症の方がメタボリックシンドロームになるリスクは、一般人口の2~3倍だったと報告されています。

症状に悩まされていても、正しい食生活や運動習慣を身につけて規則正しい生活を心掛け、生活習慣病を予防するのが大切です。


精神的に不安定になるため

統合失調症の方の中には、自ら命を絶ってしまう方もおり、平均寿命が短くなる原因となっています。

海外の研究では、統合失調症の方の自殺リスクは一般人口の約13倍に達すると報告されています。

これは、抑うつによる絶望感や、失業による経済的困窮、精神症状に対する悩みなどが原因です。

特に統合失調症の初期や、症状が悪化したときは精神的に不安定になります。適切な治療を受け続けて、症状をコントロールするのが重要です。



参照:MSDマニュアル/統合失調症
参照:Mao-Sheng Ran ほか/ Mortality and suicide in schizophrenia: 21-year
follow-up in rural China



統合失調症で寿命を保つための対策法

統合失調症で寿命を保つためには、医療機関で適切な治療を受けることが重要です。
精神療法や薬の処方で症状をコントロールできれば、落ち着いて過ごせるようになります。
合わせて、生活習慣病の予防と治療も受け、身体の健康を保ちましょう。

また、精神科の受診と合わせて、訪問看護を利用するのも対策法の1つです。
訪問看護では症状の管理や服薬のサポートなどの医療的ケアのほか、食事、睡眠、運動なども管理して貰えます。
精神症状がつらい方、生活習慣が乱れやすい方、服薬管理が苦手な方などは、訪問看護の利用も検討してみてください。


統合失調症で寿命が心配な方は精神科で治療を受けよう

統合失調症の方は、精神症状や生活習慣病などが原因となり、寿命が短くなる場合があります。
適切な治療やサポートを受けて症状の悪化や合併症の出現を予防し、健康的に過ごしましょう。



生活に対するサポートが必要な場合は、訪問看護を利用するのも手段の1つです。
『訪問看護ステーションリスタ』では、統合失調症に対する医療的ケアを提供しています。
訪問看護サービスの利用に興味がある方は『こちら』からお問い合わせください。

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