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統合失調症の断薬は成功する?注意点や適切な治療法を解説

2025.05.22

統合失調症を治療中に「薬をやめたい」「減らしたい」と考える方もいるでしょう。
しかし、抗精神病薬の断薬や減薬には大きなリスクが伴うため自己判断では避けるべきです。

この記事では、統合失調症の断薬が成功するのか解説します。
断薬によって生じる「離脱症状」についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


統合失調症の断薬は成功する?

統合失調症の断薬や減薬はリスクを伴います。
なぜなら、断薬や減薬によって症状の再発や再入院のリスクが高まるためです。
海外の研究では、10日間の服薬中断で入院リスクが2倍になったとも報告されています。

統合失調症において、薬物療法は症状を抑えるために重要です。
症状が安定したために「薬をやめても大丈夫ではないか」と考えてしまうかもしれませんが、無理に断薬するのは危険であり、必ず専門医への相談が必要だと覚えておきましょう。

参照:PJ Weiden/Partial compliance and risk of rehospitalization among California Medicaid patients with schizophrenia


統合失調症の断薬や減薬による「離脱症状」とは

統合失調症で断薬や減薬した場合、離脱症状が出現する可能性があります。
抗精神病薬の断薬や減薬で生じる離脱症状は、以下のようなものです。

・吐き気
・発汗
・幻覚や妄想の再発
・不眠

離脱症状が出現すると、さまざまな体調不良や精神状態の不調が出現し、日常生活に支障が出る場合があります。
再度薬を飲んでも効き始めるまで時間がかかり、つらい思いをする方も珍しくありません。


統合失調症の断薬や減薬における注意点

統合失調症において、どうしても断薬や減薬したい場合の注意点を紹介します。


自己判断での断薬や減薬をしないこと

断薬や減薬を希望する場合、自己判断で行ってはいけません。
急に減薬すると離脱症状が強く出現したり、再発したりする可能性があります。

断薬や減薬を希望する場合は医師に相談し、薬の量の調節を検討してもらいましょう。


症状が悪化したら早めに医師へ相談すること

減薬や断薬によって、体調不良や精神症状の悪化が生じた場合は、早めに医師へ相談してください。
症状が強く出てしまうと自分を傷つけたり、周囲の人に危険が及んだりする場合もあります。

減薬や断薬後の経過は個人差があり、医師にも予測が付かない場合があります。
断薬中や減薬中は体調と精神状態の変化に気を付け、こまめに診察を受けましょう。


統合失調症を適切に治療するためのポイント

統合失調症は医師の指示に従い、適切な治療や服薬を続けるのが重要です。
統合失調症の治療には時間がかかるため、医師の管理を受けながら根気よく治療を続けていくのが治療のポイントになります。
自己判断で服薬を中止せず、無理のかからないペースで治療を続けましょう。

また、服薬を自己管理するのが苦手な場合は、専門家の支援やアドバイスを受けるのもよいでしょう。
特に訪問看護では、一人ひとりの生活リズムに合わせた服薬のサポートを受けられます。服薬における断薬への思いや、減薬中の症状の悩みなどを聞いてもらえます。

薬について不安な方は、訪問看護の利用を検討してみて下さい。



参考:MSDマニュアル家庭版/統合失調症


統合失調症は無理に断薬を成功させようとせず適切な治療を受けよう

統合失調症で断薬や減薬をすると症状の悪化や入院リスクを高めるため、自己判断で行わないようにしましょう。
断薬や減薬を検討している方は医師と相談して医師に検討してもらいましょう。また離脱症状の出現や症状の悪化も定期的な通院で防ぐ必要があります。

『訪問看護ステーションリスタ』では、統合失調症の方の服薬管理をサポートします。
服薬についてお悩みの方や、離脱症状が心配な方は、ぜひ『こちら』へご相談ください。

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