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統合失調症の陽性症状と陰性症状とは?特徴や日常生活で困ることを解説

2025.06.17

統合失調症を発症すると「陽性症状」と「陰性症状」と呼ばれる、特徴的な症状が出現します。

この記事では、統合失調症の陽性症状と陰性症状を詳しく解説します。
症状によって生じる日常生活への影響や対処法も紹介しますので、ぜひご覧ください。

統合失調症の陽性症状と陰性症状の特徴

統合失調症の特徴的な症状が「陽性症状」と「陰性症状」です。
この章では、それぞれの症状について詳しく見ていきましょう。

参照:厚生労働省「こころをメンテしよう|統合失調症」

陽性症状

陽性症状とは、統合失調症の発症以前にはなかった症状が現れることです。
統合失調症の代表的な陽性症状は以下があります。

・妄想
・幻覚

妄想は「現実では起きていない出来事を事実だと思い込む」状態です。
「あの人が私を傷つけようとしている」「自分は世界中の誰よりも優れている」など、突拍子もない考えが浮かびます。
本人は事実と確信しているため、周りから指摘されても受け入れない場合があります。

幻覚は「その場に実在しない物や音を感じとる」状態です。
特に多いのが「幻聴」であり、耳元で誰かに話され続けたり、脅されたりしていると感じます。

陰性症状

陰性症状とは、統合失調症において「発症以前にあったものが失われる」症状です。
統合失調症における陰性症状には以下があります。

・物事に対する意欲が湧かなくなる
・感情が表に出にくくなる
・身の回りのことができなくなる
・人付き合いを避けるようになる

陰性症状が出現すると、発症以前よりもぼーっとする様子が見られたり、活発さが失われたりします。

統合失調症における陽性症状と陰性症状による日常生活の問題点

陽性症状や陰性症状が出現すると、日常生活や社会生活に支障が出る場合があります。
それぞれの症状で起こり得る問題点は以下です。

陽性症状による問題点 陰性症状による問題点
・場所に関係なく暴れ出す

・他人や自分を傷つけようとする

・会話が成り立たなくなる

・身だしなみに気を使わなくなる

・仕事や勉強が手につかなくなる

・部屋に引きこもるようになる

どちらの症状が出現した場合も、人とのコミュニケーションが難しくなり、職場や学校など社会生活の場に参加できなくなる可能性があります。

特に陽性症状が顕著な場合、攻撃的になり周りを攻撃してしまうケースもあるため、日常生活への影響は大きいです。

統合失調症の陽性症状と陰性症状の対処法

統合失調症の陽性症状と陰性症状が見られる場合の対処法を解説します。

精神科で治療を受ける

陽性症状や陰性症状が見られる場合、早めに精神科を受診しましょう。
精神科では、幻覚や妄想ごとに合わせた治療や、陰性症状のコントロールなどを受けられます。

統合失調症は、早期の治療開始が予後に関わると言われているため、症状が出現したら早めの受診を心掛けましょう。

参照:MSDマニュアル/統合失調症

専門家のサポートを受ける

統合失調症の専門家からサポートを受けるのもポイントです。
地域の保健所や精神保健福祉センターなど、身近にある窓口に相談し支援を受けましょう。

また、外出や受診も難しい場合には、訪問看護を利用して自宅でケアを受けるのもおすすめです。
自宅などの落ち着いた環境でサポートを受けたい方は、訪問看護の利用も検討してみてください。

統合失調症の陽性症状と陰性症状は適切に対処しよう

統合失調症において陽性症状と陰性症状が見られた場合は、早めに受診や専門家へのサポートを依頼して対処しましょう。
早期の対処は、統合失調症の予後を良好にするための重要なポイントです。
妄想や幻覚が出現したり、いつもと違う様子が見られたりしたら、精神科へ受診し診断を受けてください。

『訪問看護ステーションリスタ』では、統合失調症に対するサポートを提供しています。
興味のある方は『こちら』からご相談ください。

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