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なぜ統合失調症では独り言が止まらないの?原因と対処法を解説

2025.04.03

統合失調症の方に特徴的なのが「独り言」をつぶやくことです。
常に何かをつぶやき続けていたり、誰かと会話するように喋り続けたり、中には急に大声で叫び出す方もいます。

統合失調症の方がいる家庭では、独り言を心配している方もいることでしょう。

この記事では、統合失調症で独り言をつぶやく原因と対処法を解説します。


統合失調症で独り言がみられる原因

統合失調症で独り言が見られる場合は「妄想」や「幻覚」が出現している可能性があります。
この章では、独り言の原因となる2つの症状について見ていきましょう。


幻覚

統合失調症における独り言の原因として、もっとも先に考えられるのが「幻覚」です。
実在しないものが見えたり、誰もいないのに聞こえてくる声への反応として、独り言をつぶやく場合があります。
特に幻聴では、本人を批判する内容や、命令されるような内容が聞こえます。
そのため、不快になり「うるさい!」「もうやめてくれ!」と、大きな声で叫ぶ方もいるでしょう。


妄想

現実に怒っていないことを事実と思い込む「妄想」でも、独り言をつぶやく場合があります。

「自分は誰かに嫌がらせをされている」「自分は神様の子どもだ」などと思い込み、頭の中に浮かんだ言葉をそのまま声に出す方もいるでしょう。


統合失調症で独り言がみられる場合の接し方

統合失調症が原因で独り言を言う場合、むやみに否定したり、無理にやめさせようとするのは控えましょう。

独り言は幻聴や妄想によって生じており、本人にとっては実際に見えるものや聞こえることに対して話しかけています。
現実だと感じているものを否定されるとショックやストレスを受け、症状が悪化してしまう場合があるため注意が必要です。

批判したり責めたりせず「そんなのが聞こえるんだね」「大丈夫だよ」など、安心できるような声掛けをしましょう。


統合失調症の家族に独り言がみられるときの対処法

独り言を言う状態は、症状が出現していることを指しているため、適切な治療や対処が必要です。
この章では、独り言をつぶやく場合の対処法を解説します。


医療機関を受診する

独り言が統合失調症によるものと考えられる場合、精神科や心療内科で医師へ相談することが重要です。

幻覚や妄想症状の治療法には、薬物療法や心理療法などがあります。
適切な薬の処方や治療は、医師でなければ提供できないため、早めに医療機関を受診しましょう。

参照:MSDマニュアル「統合失調症」


専門家を頼る

精神疾患の専門家に相談することで、独り言の対処法や接し方のアドバイスを受けられます。
地域の保健所や精神保健福祉センターでは、専門家への無料相談が可能です。
電話相談を受け付けている場合もあるため、気軽に相談してみましょう。

また、日常生活への直接的な支援が必要な場合は、訪問看護師に頼るのも手段の1つです。
看護師による服薬管理や症状のコントロールを自宅で受けられるうえ、家族への接し方のアドバイスも受けられます。
独り言や、その他の症状に悩んでいる方は、訪問看護の利用も検討してみてください。

参照:厚生労働省「こころの相談窓口」


統合失調症で独り言が増えたら専門家に相談しよう

統合失調症の方の独り言は、幻覚や妄想が原因でしている可能性があります。
早期の治療開始や、適切な接し方を理解するためにも、医師や専門家へ相談しましょう。

『訪問看護ステーションリスタ』では、統合失調症への医療的ケアを提供しています。
統合失調症による独り言や、その他の症状にお悩みの方は、お気軽に「こちら」へお問い合わせください。

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