潜在看護師とは?復職しない理由や復帰におすすめの職場を解説
2025.01.27看護師として働いていないものの、免許を保有している方を「潜在看護師」と呼びます。
中には一度は離職したものの、復職を検討している潜在看護師の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、潜在看護師の現状や復職支援について解説します。
おすすめの復職先も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
潜在看護師とは?
潜在看護師とは、看護師または准看護師免許を保有している方のうち、看護師または准看護師として就業していない人を指します。
一方で高齢化が進み看護師の需要も高まっている昨今、一部の地域では看護師が不足しており、潜在看護師の多さが問題視されているのです。
そのため、国ではさまざまな復職支援を提供し、潜在看護師の現場復帰を促しています。
参照:厚生労働科学研究成果データベース/潜在看護師数の推計
日本における潜在看護師の人数
厚生労働省の報告書によると、平成30年時点における潜在看護師の人数は69万5,461人(65歳未満の方)と報告されています。
これは、看護師・准看護師免許を持つ方のうち、約30%を占める人数です。
潜在看護師は男性よりも女性の方が多く、結婚や出産、育児などにより労働条件が合わないことが理由とされています。
参照:厚生労働科学研究成果データベース/潜在看護師数の推計
潜在看護師が復職しない3つの理由
潜在看護師が復職しない理由には以下の3つが考えられます。
・労働条件が合わない
・給与収入に不満がある
・職場の人間関係が好ましくない
潜在看護師の中には、プライベートを重視する方や、育児・介護が忙しい方など、自身の都合と労働環境が合わないために復職できない方がいます。
また、給与への不満がある方や、人間関係が原因で復職しないという方も一定数いるでしょう。
職場の環境整備や待遇面の改善などにより、潜在看護師が復職しやすい環境が求められています。
潜在看護師に向けた復職支援
潜在看護師が復職しやすい環境をつくるため、自治体は「都道府県ナースセンター」を活用し、潜在看護師への情報提供や支援を行っています。
都道府県ナースセンターで提供される復職支援は、以下のようなものです。
・職業紹介
・復職に関係する相談
・復職に向けた研修の開催 など
就職に関する相談や求人情報の紹介や、研修会の開催など、復職に向けたさまざまなサポートを受けられます。
ブランクのある方や、過去に働き方が合わずに離職した方でも、安心して復職を目指せるでしょう。
潜在看護師におすすめの復職先
潜在看護師の復職先には、ワークライフバランスを保ちやすい職場がおすすめです。
介護施設・クリニックなど、土日休みや日勤のみで働ける職場であれば、復職するハードルは下がるでしょう。
働き方や待遇を重視する方は、訪問看護ステーションへの就職も選択肢の1つです。
ワークライフバランスを保ちやすいだけでなく、働きながら在宅ケアの知識・技術も学べます。
未経験でも歓迎している職場もあるため、訪問看護ステーションも検討するとよいでしょう。
潜在看護師の方は復職しやすい職場を選ぼう
国内には多くの潜在看護師の方がおり、今後も人数は増加していく見通しです。
高齢化も年々進行しており、今後は看護師の需要もますます増加すると予想されています。
一度看護から離れた方も、復職支援などを上手く活用し、前向きに復職を検討してみましょう。
『精神科訪問看護ステーションリスタ』では、訪問看護や精神科の勤務が未経験の方でも歓迎しています。
働き方の相談も受け付けているため、安心して復職できます。
看護師への復帰を検討している方は、お気軽にこちらからご相談ください。