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PTSDの人にかける言葉とは?接し方のポイントも解説

2025.02.11

PTSD(心的外傷後ストレス障害)の方を看護する場合、言葉遣いや接し方などが重要なポイントです。
かける言葉を間違えてしまうと、治療が進まないどころか、症状を悪化させてしまう可能性もあります。

この記事では、PTSDの方へかける言葉や接し方のポイントを解説します。


PTSDの人にかける言葉

PTSDの方を看護する場合、会話の中で使う言葉に気を付けなければいけません。

この章では、PTSDの方にかけてあげるとよい言葉と、かけてはいけない言葉を解説します。


かけてあげるとよい言葉

PTSDの方にかけるとよい言葉は以下のようなものです。

・励ましの言葉
・共感を示す言葉
・理解や肯定を示す言葉
・支える意思を伝える言葉

PTSDの方は心に深い傷やトラウマを負っているため、つらさや苦しさに寄り添う言葉をかけることで、気持ちを楽にしてあげられます。
「つらいですね」と共感を示したり「一緒に乗り越えましょう」と支える意思を示したりし、安心感を与えてあげましょう。


かけてはいけない言葉

一方でPTSDの方に対しては、以下のような言葉をかけないよう意識しましょう。

・責めるような言葉
・否定するような言葉

本人の気持ちを否定したり症状が出ていること自体を責めたりする言葉をかけると、精神に負担をかけてしまう可能性があります。
「それは違います」「もっと頑張らないと」といった言葉は使わないよう気を付けましょう。


PTSDの人へ接する際の3つのポイント

PTSDの方を看護する際、かける言葉以外にも気を付けるべきポイントがいくつかあります。

この章では、PTSDの方と接する際、特に押さえておくとよい3つのポイントを見ていきましょう。


相手の気持ちを尊重する

PTSDの方と接する際は、本人の意思を尊重することを念頭に置きましょう。
「こうしてみたい」「これは嫌だ」といった意見や意思を聞き、否定しないことがポイントです。

看護師がよかれと思ってかけた言葉や行動が、思わぬ負担となる場合もあります。
利用者さまの話をよく聞き、本人が求めている要望を的確に捉えましょう。


回復を急かさない

PTSDの回復には時間がかかる場合があるため、本人のペースで回復するのを見守ることも大切です。

PTSDに悩む方の中には「自分の回復は遅いのではないか」と焦る方もいます。
「ゆっくり治していきましょう」と声がけするなど、無理のないペースで治療を進められるようサポートしましょう。


フラッシュバックに配慮する

フラッシュバックを起こさないよう配慮することは、PTSDの方と接する際の重要なポイントです。
フラッシュバックが起こると、過去のトラウマ体験が目の前で繰り返されたように錯覚し、強い苦痛や悲しみ、不安などを感じます。

フラッシュバックを予防するための環境調整や、発生時に落ち着いて対処するための心構えをしておくなど、できる限りの準備をしておきましょう。


PTSDの人にかける言葉は慎重に選ぼう

PTSDの方を看護する場合、言葉遣いや接し方に注意が必要です。
看護師の接し方や言葉により、フラッシュバックを引き起こしてしまう場合もあります。
安心して治療できる環境を作るためにも、かける言葉や接し方に気を付けましょう。

PTSDの方への看護を学ぶには、現場で実際に関わることが効果的です。
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