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精神科訪問看護における急変対応の手順を解説!求められる場面も紹介

2025.03.04

精神科訪問看護の現場では、利用者さまの状態が急変する場合もあります。
スムーズかつ適切な対応と手順を身につけておかなければ、万が一の際に焦ってしまうかもしれません。

この記事では、精神科訪問看護における急変対応について解説します。
急変対応の必要性や、緊急を要する場面についても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。


精神科訪問看護では急変時の対応が重要

精神科訪問看護の現場では、症状の悪化などにより、利用者さまの状態が急変するケースがあります。

急変発生時は、利用者さまの安全を確保するため、迅速かつ的確な対応をとらなけれないけません。

急変対応は、訪問看護ステーションごとのマニュアルにしたがって実施するのが基本です。
ただし、とっさの判断力や機転を求められるケースもあるため、基礎知識やスキルを身につけておいて損はありません。

どのようなシーンでも落ち着いて対処できるよう、急変対応について理解しておきましょう。


精神科訪問看護の急変対応

この章では、精神科訪問看護における急変対応の内容を解説します。


1.情報収集と状況確認

適切に対応するには、まずは利用者さまの状態と急変発生時の状況を確認します。
確認する項目は以下です。

・利用者さまの名前
・診断名
・服薬状況
・発生した時刻と場所
・バイタルサインと意識レベル
・症状や精神状態
・蘇生処置の意思(DNAR)の有無

すみやかにバイタルサインや意識レベル、症状などを確認し、全身状態と状況を把握しましょう。確認した情報はしっかりと記録しておく必要があります。

利用者さまによっては、事前に急変時に蘇生処置を希望しないと決めている方もいます。ご家族がいれば、このあとの対応について確認しておくことも大切です。

落ち着いて情報を確認し、次に必要な対応を判断しましょう。


2.救命措置の判断と対応

状況によっては、その場で救命措置が必要な場合があります。
利用者さまの状態に応じて、必要な応急処置や救命措置を判断しましょう。
その場で対応するのが難しい場合は、すみやかに救急搬送を依頼する判断力も必要です。

状況ごとの対応方法については、訪問看護ステーションごとのマニュアルやルールに従いましょう。


3.連携機関への連絡

各種連携機関への連絡も必要です。
ケアマネージャーや利用者さまの家族へも連絡し、急変が起こった事実と対応内容を伝えましょう。

また、所属している訪問看護ステーションへの報告も必要です。
記録した情報や対応内容をまとめて連絡しましょう。


精神科訪問看護で急変対応が求められるケース

精神科訪問看護で急変が起こるケースとして、以下のような状況が挙げられます。

・自傷行為
・自殺企図
・薬の過剰摂取

精神科訪問看護の現場では、症状の悪化や意図的な服薬過量から上記のような急変が起こる場合があります。
万が一の際に適切な対応をとるためにも、精神疾患について理解を深め、できる限りの備えをしておきましょう。


精神科訪問看護で急変に対応できる看護師を目指そう

精神科訪問看護で働く場合、急変に対応できる知識やスキルが求められます。
適切な対応方法や手順を身につけておき、万が一の場合もスムーズに安全を確保することが看護師の役割です。

急変対応のスキルを習得するには、現場で経験を積むのも手段の1つです。
『訪問看護ステーションリスタ』では、精神科訪問看護師として一緒に働く仲間を募集しています。
在宅医療に興味のある方は、ぜひお気軽に『リスタ』へご相談ください。

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