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家族看護とは?定義や目標、看護師の役割を詳しく解説

2025.02.14

患者さまが治療や療養をするうえで、ご家族の存在は非常に重要な役割を果たしています。
そのため、看護師は患者さまだけでなく、ご家族全体をケアする「家族看護」の視点が不可欠です。

この記事では、家族看護の基本の考え方や看護師の役割について解説しています。
家族看護を学びたい方は、ぜひ参考にしてください。


家族看護とは

家族看護とは、患者さま個人だけでなく家族全体の健康を支援する分野です。治療や療養に関する知識の提供だけでなく、それに伴う精神的ケアや経済的不安へのサポートなど、提供する支援は多岐にわたります。

現代社会では核家族や単親家族、子連れ再婚、事実婚など家族の形はさまざまです。看護実践国際分類によると、家族とは「血縁関係あるいは情緒的または法的な関係によって結ばれた構成員からなる社会的な単位または集合体」と定義されており、多様な家族の形があるとわかります。



参照:国際看護師協会 社団法人日本看護協会/看護師:いつもあなたのために、あなたのそばに~ 家族のケア ~


家族看護の目標

家族看護は、家族全体で協力しながら、以下の目標達成を目指します。

・健康の増進
・疾病の予防
・病気やけがの治療、ケア
・リハビリテーション
・生活の質の向上

看護師はこれらの目標が達成できるよう、患者さまとその家族に寄り添い、サポートします。


家族看護における看護師の役割

家族に対応して看護師は多くの役割を担います。

その中でも重要な役割を3つ紹介します。


病状や治療に関する知識の提供

看護師は、病状や治療に関する正確な情報をご家族にわかりやすく伝える、医師と家族の橋渡し役です。
例えば、医師の「薬は必ず飲んでください」という指示に対して、患者さまとご家族と一緒に内服継続できるよう環境を整えるのが看護師の役割です。
「寝る前なら飲み忘れない」「朝食後ならご家族が見守れる」など、患者さまを取り巻く環境によって具体的な生活指導は変わります。

このように病状の変化や日々の注意点を丁寧に説明し、ご家族の不安を軽減できるようサポートしましょう。


意思決定の支援

治療方針の選択や介護・医療サービス利用など、患者・家族の意思決定を支援するのも、看護師の大切な役割の1つです。

例えば、家族が転院か在宅療養かで悩んでいる場合、その悩みに合わせて利用可能な訪問診療や訪問看護などの社会資源を紹介します。
具体的に療養環境づくりを提案することで、患者さまと家族が納得して過ごす場所を選べるでしょう。

このように、看護師には治療の流れや社会資源の情報提供、多職種連携のコーディネートなど、幅広い知識と環境の調整力が必要です。


心身のケアや支援

看護師は患者さまの治療だけでなく、治療や療養をサポートするご家族の心身の健康にも気を配りましょう。
状況に応じて行政サービスや介護サービスの紹介など、ご家族の負担を軽減する提案も行います。
例えば、働きながら患者さまの世話をしている家族には、患者さまが日中安心して過ごせる場所としてデイサービスを紹介するケースもあります。

介護疲れや経済的不安など心身の負担を軽減し、家族全体が健康的な生活を送れるようサポートするのも看護師の大切な役割です。


家族看護を実践で学ぶなら訪問看護がおすすめ

高齢化が進む日本では、在宅医療と家族看護の重要性は今後さらに高まっていくでしょう。

とくに訪問看護は、患者さまだけでなくその家族と接する機会も多いことから、家族看護を実践的に学べます。
生活環境に応じた柔軟なケアや多職種連携によるチームケアの実践など、家族看護を学びたい方は、ぜひ『訪問看護ステーションリスタ』にお問い合わせください!

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