訪問看護師のスキルアップにおすすめな資格5選|専門性を高める研修も紹介
2025.02.25訪問看護師としてのスキルアップに、資格取得を考える方は多いかもしれません。
訪問看護に特化した資格は訪問看護師としての専門性が高まり、キャリアアップにつながります。
この記事では、訪問看護師におすすめの資格や研修を紹介します。
スキルアップを目指す看護師の方はもちろん、転職してキャリアを築きたい方も、ぜひ参考にしてください。
訪問看護師としてのスキルアップにおすすめの資格5選
訪問看護師としてスキルアップを目指すなら、現場で活かせる資格を取得することが大切です。
ここでは、訪問看護に適した5つの資格を説明します。
専門看護師
専門看護師は、5年以上の実践経験を経てから看護系の大学院で学び、必要な単位を取得後に審査を通じて合格した場合に得られる資格です。
専門分野は14で、訪問看護師には「在宅看護」「精神看護」「老人看護」「地域看護」「家族支援」などが適しています。
専門看護師の役割は、利用者さまや家族への支援だけでなく、地域全体の看護の質を高めることです。
参照:日本看護協会/専門看護師ってどんな看護師?
認定看護師
認定看護師は、5年以上の実務経験後、日本看護協会が定める600時間以上の認定看護師教育を受ける審査に合格すると得られる資格です。
水準の高い看護ができると認められた看護師で、訪問看護師としては「在宅ケア」「緩和ケア」「認知症看護」などの認定分野がおすすめです。
参照:日本看護協会/認定看護師ってどんな看護師?
認知症ケア専門士
認知症ケア専門士の資格は、認知症ケアの技術向上や保健福祉への貢献を期待して設けられました。
訪問看護師は、認知症の方やその家族に接する機会もあります。資格の取得は、認知症に対する充実したケアにつながるでしょう。
参照:一般社団法人 日本認知症ケア学会/認知症ケア専門士
認知症ケア指導管理士
認知症ケア指導管理士には、初級と上級があります。
初級は医療や介護現場スタッフのスキルアップを目的とし、上級は専門性を高めることはもちろん、指導者としての活躍を目的に設けられました。
看護師であれば、初級試験と上級の一次試験を併願できます。
訪問看護師としてのキャリアアップを目指すなら、上級認知症ケア指導管理士を取得しましょう。
参照:一般社団法人 職業技能振興会/認知症ケア指導管理士[初級]
在宅看護指導士
在宅看護指導士は、訪問看護におけるケアの知識だけでなく、人材の育成や経営分野について学べる資格です。
2年以上の実務経験で受験でき、勤務先は訪問看護ステーション以外でも問題ありません。
学んで得た知識は、将来的に訪問看護ステーションの管理者としての活躍につながります。
訪問看護師のスキルアップに役立つでしょう。
参照:全国在宅医療マネジメント協会/認定資格 在宅看護指導士とは
特定行為研修も訪問看護師のスキルアップとして有効
特定行為とは、医師の指示の下、看護師が手順書に基づき診療の補助をする行為です。
特定行為研修は、特定行為に必要な知識や技能を高めることを目的とする研修で、共通科目と区分別科目があります。
看護師が研修を修了した特定区分の範囲であれば、あらかじめ医師から指示があった行為を手順書の指示通りに行え、タイムリーな医療ケアの提供が可能です。
特定行為の実践は、訪問看護師としてのアセスメント力向上やスキルアップにつながるでしょう。
参照:一般社団法人 看護師の特定行為に係る指定研修機関協議会/特定行為研修制度とは
専門資格を取得して訪問看護師としてスキルアップしよう
訪問看護師としてスキルアップするには、訪問看護に有益な資格の取得がおすすめです。興味のある資格があれば、チャレンジしてみましょう。
キャリアを築くには、専門資格の取得だけでなく、転職も有効な手段です。
訪問看護ステーションは、訪問看護師としての知識が得られ、スキルアップにもつながります。
在宅医療に興味がある方は、ぜひ『訪問看護ステーションリスタ』へお問い合わせください。